Return to site

哲学者

アラン・ワッツ

人生は解決すべき問題ではない。

すべき体験なのだ。

お金に左右されない人生があなたを幸せにします。

なぜなら、やりたくもない生活を続けるためにやりたくない仕事をし続けるからです。

自分がやりたくないことをして、人生を過ごすなんて実に馬鹿げたことです。

したくもないことに人生を費やせば自分の子供に同じような道を辿るように教え、受け継がせてしまいます。まさに吐き気がするのにいつまでたっても吐き出せない状態でいるのです。

人間には様々な欲望があります。
その欲望の全てをコントロールしたいと思うことが人間の欲望であることをまず理解しなければなりません。

例えば歳をとらない人間になり、腐らない食べ物を作り、すり減らない服を作り、こっちからあっちへ、一瞬で移動できる・・・このような万能というべき能力だけでなく、想像するだけの精神世界でも全てを悟る能力を得ることができたとしましょう。

人間の本能はその欲望の全てを満たそうと欲すると初めに述べましたが、あなた自身は本当に欲望の全てを満たすことを望むのか時間をかけて考えて欲しいのです。

もし、あなたが望む全てをコントロールできるようになった時、未来は完全に予測可能になるはずです。この時未来は予測できるので、既に起きた過去と同じになってしまう。つまり、既にあるものになってしまうのです。既に行ったことがあり、やったことがあるならば、驚きにはならないのです。全てのパターン全ての理由を知ったとして何が嬉しくて何が楽しいの?と思いませんか。

もちろん場合によっては楽しくないワクワクやドキドキもあります。
だからこそ驚きとは楽しいものではないのでしょうか?

既に悟ってしまった想像の域をでない物事や事象に対して、私たちはもう二度と驚けないことを知っています。だから、私たちには全てを望む欲望がありますが、万能である「神」のように満たされた存在になることよりも、『何が起こるかわからない』ということに楽しさと興奮を覚えることに人間の「本質」がありますから、満たされない状態を満たすために体験し、そしてそれを楽しむ存在になるべきなのです。

 

全てを見通し、全てを悟り、全てをコントロールできてしまうことは思慮深い人間が望むところではありません。私たちには愛を感じられなくなった時、万能全能そういうものを求める自然な欲求があります。

長い時間、失望し続けたり、これは正しいこれは悪いと自分の感覚で正義感を振りかざし続けると疲れ果ててしまいます。すると希望すら失ってしまうのです。気分を暗くさせてしまうのは愛ではなく、失望や虚しさなのです。

愛を感じていれば何が起こるかわかない世界を探求しようという勇気が湧き上がるから、本質に目覚めるのだと思います。

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OKSubscriptions powered by Strikingly